「簿記3級」資格試験の合格率は?試験の難易度や独学可能か解説

「簿記3級」資格試験の合格率は?試験の難易度や独学可能か解説

確定申告や財務諸表作成などの実務で役立つ経理、会計の基礎が習得できる人気の「簿記3級」講座。さまざまな業界に転職を目指す方にとって、強力な強みとなる資格です。しかし、、、

  • 「まとまった時間を勉強になかなか使えない。勉強不足だ、、、」
  • 「職場では一発合格した人もいる。受かって当然という空気がプレッシャー、、、」

このような不安を抱えている方が講座を受けようと思った時、心配なのは「私でもできるのか?」ということではないでしょうか?

この記事では「簿記3級」の合格率や試験難易度や独学可能か?ついてご紹介します。

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「簿記3級」資格試験の合格率ってどのくらい?

簿記。その仕事は、賃借対照表や損益計算書などの決算書と言われる財務諸表などをまとめる仕事を行います。

2020年11月に実施された簿記3級試験の合格率は、47.4%です。例年50%前後の合格率を記録していますが、中には55%を超える年もあり、合格率は高めの国家試験となっています。

「簿記3級」資格試験合格率の推移

それでは、過去10回分の合格率とその推移について見てみましょう。

2020年6月の簿記3級試験は新型コロナウイルス感染症で中止となりましたので、その回を除いて2017年2月まで遡ります。

2017年2月の合格率は47.4%となっており、その次の回で50.9%と全体の半数が合格という非常に高い合格率をマークしたものの、さらにその次の回では40.3%と大きく落ち込みます。

その後は比較的高めの合格率となっており、2019年には2回連続で55%を上回る合格率を記録しました。

回によって大きくムラが出る簿記3級試験ですが、近年は比較的合格率が高めとなっており、約50%が合格率となっています。

 

「簿記3級」資格試験の難易度は?

簿記3級試験は、偏差値45程度と言われています。

国家試験の中では易しいレベルの試験と分類され、普通自動車運転免許の学科試験と比較して、やや難しいという程度の難易度になっています。

「簿記3級」試験の合格ラインは?

簿記3級試験は、100点満点中の70点以上で合格を手にすることが出来ます。

他の受験者の成績や受験者数によって基準が変わることのない「絶対評価」を採用した試験スタイルとなっていますので、試験全体の7割を取ることにだけ集中して学習を行いましょう。

 

「簿記3級」試験の日程・内容は?

それでは次に、簿記3級試験の日程や詳細を見てみましょう。

簿記3級試験は年に何回あるの?

例年、簿記3級試験は年に3回実施されています。

2月、6月、11月の日曜日となっており、正確な日程は、「日本商工会議所検定試験ホームページ」よりご確認ください。

簿記3級試験の受験資格は?誰でも受験できる?

簿記3級試験には、受験資格がありません。

年齢、学歴、経歴、国籍を問わずに誰でも受験可能となっていますし、2級や1級との併願受験も認められています。

簿記3級試験の試験内容

簿記3級試験では、「5問」と呼ばれる5つの異なる分野から出題されます。

第1問:仕訳問題

第1問からの出題は、「仕訳問題」となっており、配分は20点です。

こちらの分野では、決められた勘定科目を利用して実際に仕訳を行わなければいけません。

勘定科目とは、帳簿に記載する際にその取引やお金の出入がとのような性質のものなのかを分類するためのもので、例えば、商品を売って得たお金は「売上高」、電話代は「通信費」、商品を仕入れた際に後払いで支払うことになっているために決済の時点で未払いとなっているお金を「買掛金」というように、一つずつのお金のやり取りを細かく分類して、帳簿に記入していかなければなりません。

それぞれの勘定科目の性質を理解し、何度も演習問題を繰り返して仕訳に慣れることが重要です。

第2問:帳簿記入・勘定記入

第2問からの出題は、「帳簿記入」と「勘定記入」となっており、配分は10点です。

複数の種類に分類される帳簿に関する設問となりますが、「商品有高帳」は出題頻度が高いので、しっかり理解して試験に臨むようにしましょう。

また、こちらの分野は第一問の「仕訳」と非常に関連の深い分野となっているので、併せて学習することがポイントです。

第3問:試算表作成

第3問からの出題は、「試算表作成」となっており、配分30点です。

試算表とは、会社の金銭的な状態を知るという意味では決算表と性質が似ていますが、月末や期末に作成されることから、決算表の簡易バージョンとなっています。

「合計試算表」、「残高試算表」、「合計残高試算表」から構成されており、設問を見てこの3つの中のどの試算表を作成すべきかを考える必要があります。

こちらも仕訳をベースにした学習法が基本となりますが、ケアレスミスが発生しやすい分野となっていますので、見直しを怠らないようにしましょう。

第4問:伝票会計

第4問からの出題は、「伝票会計」となっており、配分は10点です。

伝票に関する出題がされ、例として記載されている伝票を基に、「3伝票制」と呼ばれるルールに従って分類する必要があります。

基礎問題が多い傾向にあるので、基本的な体系と、入金伝票、出金伝票、振替伝票の3つを用いる「3伝票制」の特徴を理解することが大切です。

第5問:精算表作成

第5問からの出題は、「精算表作成」となっており、配分は30点です。

こちらの問題では、第3問から出題される試算表をベースに、決算時の仕訳を加えて「貸借対照表(バランスシート)」と「損益計算書」を作成する必要があります。

作成の仕方が非常に複雑で、第1問から第4問までを理解しておかなければなりません。

過去問や演習問題を出来るだけたくさん解くことで精算表の作成に慣れることができ、作成の際に自分が苦手とする分野を理解して対策することが可能となります。

簿記3級試験の試験時間

簿記3級試験の試験時間は、2時間で設定されています。

国家試験の中では短時間の試験となるため、トイレ退出をする場合はその時点で試験を終了しなければなりません。

試験監督者は、試験開始前直前まで受験者に対してトイレに行きたい人はいないかの呼びかけを行ってくれるので、不安な方は試験前に必ずトイレを済ませるようにしましょう。

 

簿記3級試験は独学で合格できる?

簿記3級試験は、独学で合格を手にする人が非常に多い国家試験です。

こちらの試験では、一度内容を理解したら後はひたすら問題を解いて慣れていくことが最適な対策となっており、まずは各分野で習うことを確実に理解することがポイントとなっています。

ただし、数字に苦手意識がある方や、経理関係が不得意という方の場合、学習初期段階の仕訳で利用される勘定科目の見分け方からつまずくというケースもあります。

そういった場合は、ぜひ通信教育を利用してみてはいかがでしょう?

通信教育なら、間違えやすい箇所を細かく解説してくれるだけでなく、演習問題や過去問へのアクセスも豊富となっており、慣れるための練習を繰り返すのにぴったりな独学用学習ツールです。

簿記3級試験を合格するまでの勉強時間は?

簿記3級試験に合格するには、約80時間勉強する必要があると言われています。

過去に大学や専門学校で簿記の仕組みを習ったという方はもっと短い時間で合格することも可能となっていますが、例え80時間掛かったとしても、1日に2時間を学習に充てることで、1か月半ほどで合格を手にすることが出来るとされています。

 

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