行政書士

行政書士試験不合格!受からない人落ちた人の3つの特徴を解説

2022-12-21

行政書士は、役所(各省庁、都道府県庁、市・区役所、町・村役場、警察署等)に提出するあらゆる書類を本人に代わって作成し、それらを官公署に代理で提出する届出代行などを行える許認可業務のスペシャリストです。

その行政書士の国家資格を取得するには、年に一度行われる合格率10%程度の難関試験に合格しなければなりません。

そこで、この記事では、皆さまが合格するために「受からない人落ちた人の3つの特徴」を先に学んでおくことで、効率的に行政書士試験の勉強を進められるように、

  • 行政書士試験が難しすぎると言われる3つの理由
  • 行政書士試験不合格で受からない人に共通する3つの習慣
  • 行政書士試験で何度も落ちる!受かる気がしない人の3つの特徴
  • 行政書士落ちた人が合格に向けて取り入れるべき3つの習慣
  • 行政書士試験はどんな勉強順番でいつから勉強を始める?

などについて詳しく解説していきます。

行政書士試験不合格!受からない人落ちた人の3つの特徴を解説

不合格の人たちの習慣を反面教師にできるよう、この記事を読めば合格のための取り入れるべき習慣が理解できます。

ぜひ、この記事を読んで行政書士試験合格に役立ててください。

行政書士試験が難しすぎると言われる3つの理由

【理由①】:試験の難易度を見誤っている

行政書士試験が難しいと言われる理由には、まず「思っていたより難しかった」と試験の難易度を見誤っている人が多い点が挙げられます。

行政書士試験は士業の中でも、比較的難易度が低い試験ですが、行政書士に限らず士業はそもそも難易度が全体的に高いものなので、感覚がわからず難易度を見誤ってしまうのです。

【理由②】:出題範囲が広く、十分に対策ができない

加えて、行政書士試験は出題範囲が広く、十分に対策ができないまま試験日を迎えてしまう人も少なくありません。

しかも出題傾向もその年により大きく異なり、試験の内容を予想しにくいという難点もあります。

士業の試験は、毎年ある程度出題される問題の傾向が決まっており、過去問演習をしていれば点を取れるケースも少なくありませんが、行政書士試験はこのやり方は通用せず、しっかり基礎を理解したうえで試験に臨まないと合格できません。

【理由③】:科目合格制度が存在しない

そして行政書士試験には、税理士試験などのように科目合格制度が存在しません。

税理士試験など出題範囲が広い試験には科目合格制度が用意されており、数年かけることを前提として数科目ずつ受検する人も多いです。

ただ行政書士試験はこのやり方ができません。

しかも法令科目・一般科目・合計の計3つで足切りが用意されており、どれか1つでも落としてしまうと翌年に1から再チャレンジしなければいけなくなってしまいます。

行政書士試験不合格で受からない人に共通する3つの習慣

行政書士試験に受からない人は、もしかするとその人の昔からの習慣が不合格に繋がっているかもしれません。

この際これまでの勉強をはじめ、物事への取り組み方を見直してみましょう。

【習慣①】:スケジュールを立てて勉強しない

まず行政書士試験に落ちる人に多いのが、スケジュールを立てて勉強していないケースです。

行政書士試験は年に1回。試験日も発表されているので、試験日から逆算して学習計画を立てる必要がありますが、行政書士試験に落ちる人は「スケジュール管理」ができていないゆえに本番で準備不足に陥りがちです。

【習慣②】:「数をこなせば良い!」という考え

また、普段から「とにかく数をこなせば良い!」という考えの人も行政書士試験に落ちてしまいます。

数をこなしていても知識が定着していなければ意味がありませんので、確実に知識を定着させるためにも自分に適したやり方をまず把握する必要があります。

【習慣③】:色々な参考書に手を出してしまう

そして普段から色々な参考書に手を出してしまいがちな人も要注意で、複数の参考書を中途半端にこなすなら、1冊の参考書の知識を隅々まで覚えた方が効率が良いでしょう。

学生時代にも参考書ばかりが増えて大して成績が上がらなかったという経験がある人は多いです。

大人になってからもこの癖が残っていると、知識も中途半端なものになってしまうので、飽きないように工夫しつつ1冊を完成させましょう。

行政書士試験で何度も落ちる!受かる気がしない人の3つの特徴

行政書士試験に何回も落ちて全然受かる気配が無い人もいます。それでは、何度でも落ちてしまう人の特徴を解説します。

【特徴①】:反省する習慣がない人

まずどんなことにおいても反省する習慣がない人です。

行政書士試験は出題傾向が予測しにくい試験ではありますが、時間配分など反省できる点はたくさんあると思いますので、これらに目を向けず、次の試験のことしか頭に無いと、同じ失敗を繰り返してしまいます。

【特徴②】:得意・不得意科目の理解の差が大きい人

次に得意科目と不得意科目の理解の差が大きい人も落ちやすいです。

行政書士試験は民法や行政法など幅広く出題されるうえ、どれも配点が同じ程度で1科目を集中的に学習すれば合格できる試験ではありません。

そのため、1科目を完璧に習得したとしても不得意科目が足を引っ張って不合格になることがよくあります。

【特徴③】:独学で自分の勉強方法にこだわる人

そして独学で自分の勉強方法にこだわる人も要注意です。

行政書士試験は難関試験として広く知られており、多くのスクールが対策の講座を開講しています。

しっかり自分に適した学習法を理解していて、実際にこれまでもそのやり方で結果を出せているのなら良いのですが、効率が悪いやり方にこだわって失敗を繰り返す人も少なくありません。

それにも拘らず独学にこだわって学習に取り組んで何度も落ちてしまう人もいます。

行政書士落ちた人が合格に向けて取り入れるべき3つの習慣

【習慣①】:スケジュール管理

行政書士試験に一度落ちた人が次、確実に合格するために取り入れるべき習慣は、スケジュールを徹底的に管理することです。

行政書士試験は働きながら受験する人も少なくありませんので、仕事の関係もあってスケジュールを立てていても先送りにしてしまうこともあるでしょう。

そこで行政書士試験を受検するにあたって「いつまでに、どこまでの範囲の学習を終える」と期間を細かく区切って目標を立てることで、スケジュール通りに学習を進められます。

【習慣②】:1冊の参考書を完璧にこなす

次に大切なのが、1冊の参考書を完璧にすることです。

教科書によって書かれている情報は細かく異なりますが、大半の内容は同じですので、複数の参考書を使っていると、同じ範囲を何度も学習することになって効率が悪いでしょう。

それに参考書によって学習内容の順番も異なるので、知識がバラバラに散らばってしまうため、1冊を注意書きまでしっかり読んで完璧にすることで、点の取りこぼしを防ぎましょう。

【習慣③】:苦手科目の勉強を後回しにしない

そして苦手科目の勉強を後回しにしないことも大切です。

得意科目ならやる気を持って取り組めますが、苦手科目は勉強する際にやる気が出なくてだらだら取り組んでしまいがち。

そこで早いうちいに取り組んで、苦手な部分への対策に時間を割けば、問題演習に取り掛かるタイミングになれば得意科目に追いつけるでしょう。

行政書士試験はどんな勉強順番でいつから勉強を始める?

・学習スケジュールを逆算して勉強開始

行政書士試験は受験を決めたらすぐに勉強を開始しましょう。行政書士試験は範囲が広い試験なので、試験勉強に掛けられる時間は少しでも多いに越したことはありません。

そして受験を決意したら、学習スケジュールを逆算して立てていきましょう。

できれば試験から2ヶ月前にはすでに問題演習に取り組んでいたいところですので、それまでにすべての範囲の学習を済ませる必要があります。

・民法と基礎法学から着手がおすすめ

行政書士試験の出題範囲は、「憲法・民法・行政法・基礎法学・商法・会社法・一般知識」で構成されます。

これらの勉強の順番に関しては、最初に民法と基礎法学に着手するのがおすすめです。

なぜなら法律の中でも基礎にあたるのが民法・憲法・刑法の3つ。行政書士試験では民法が中心となるので、まず基礎法学と民法を完成させて、基礎を固めましょう。

・続いては憲法と行政法を着手

次に、憲法・行政法に着手します。

憲法も法律の基礎ではありますが、民法ほど優先度は高くありません。ただ憲法を理解することで他の法律の理解もスムーズになるので、憲法は早めに片付けましょう。

行政書士試験の中でも特に配点が高いのが民法と行政法の2科目です。

行政法も行政書士試験の問題を解くにあたって必要な基礎となるので、早めに学習を終えることをおすすめします。

最後に商法・会社法の学習を終えたら一般知識に取り組みましょう。

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