合格率16%と言われる宅地建物取引士(宅建士)って、資格取得までとても大変です。
試験勉強は難しいですし、合格するためには勉強時間も確保しなければなりません。
お仕事をしながら、宅地建物取引士(宅建士)の勉強をしている人は、仕事以外の時間は、ほぼほぼ全ての時間を受験勉強に注いでいるのではないでしょうか?
そうやって苦労の末に取得する宅地建物取引士(宅建士)資格ですが、実際のところ「どの程度求人があるのか?」わからない部分もあると思いますので、今回は宅地建物取引士(宅建士)の求人状況について解説します。
この記事の目次
宅地建物取引士(宅建士)は求人って少ないの?
宅地建物取引士(宅建士)の求人状況はどのようになっているのか?解説していきます。
宅地建物取引士(宅建士)の求人状況(東京・大阪・福岡)は?

・大都市における宅建士の求人状況は?
宅地建物取引士(宅建士)の求人状況に関しては、東京、大阪、福岡など大都市での求人が多く募集されています。
宅建士を取得して不動産業界に転職者したい方でも都会で就ける営業からハウスメーカー、マンションなどの管理、不動産の仲介などのお仕事を携わることができます。
・宅建士は営業職での募集が多い
特に営業職の募集が多い状況で、東京や大阪での不動産業界として営業職の需要が高く、募集が多いです。
営業職の業務は、自社が持っている不動産の販売や他の会社が持っている住宅を提案するなどの業務をやります。
未経験から就職・転職する場合は、営業職からキャリアを積むことが多いです。
宅建士を取ってからも営業での活躍によっては昇進や昇格をチャンスがあり実績を残せば若いうちから昇給や昇格することができ、頑張りに伴って給料に反映されるので達成感を得ることができます。
宅地建物取引士(宅建士)の求人、実務未経験でもある?

・未経験の宅建士でも求人あるのか?
宅地建物取引士(宅建士)の資格を取得してから、未経験でも就職することはできます。
20代は宅建士の3.5%程で取得している数が少数といえ、20代で宅建士で就職する際は希少性が高く、転職市場でも有利になります。
営業以外にも不動産管理や重要事項説明と契約金管理などの経理業務を行う宅建事務に転職することもできます。
30代宅建士取得している方だと営業経験があれば転職は十分に可能で、営業経験で培ってきたコミュケーション能力や課題解決力を活かすことができるからです。
・企業から歓迎される宅建士
宅建士の資格は、試験合格と2年以上の実務経験か実務講習が必要で、難関でレベルが高い試験なので企業側からすると歓迎されやすいです。
不動産業界で顧客を相手にするのは若者から高齢者まで幅広く関わるのでさらに経験を積むことができます。
宅地建物取引士(宅建士)の将来性は?

・宅建士の独占業務は必要とされる
宅地建物取引士(宅建士)の将来性が高いお仕事で、宅建士は不動産取引の際の重要事項の説明と契約書などへの記名押印などの独占業務があります。
最近では、AIが発展して書類作成など事務仕事を自動化を検討している企業が増えそうですが、重要事項の説明などの説明は宅建士でしかできない事です。
・宅建士の専門性で差別化を図る
宅建士は顧客の物件を調べる際に、顧客の希望を判断し予算を計算し提案することができます。
代替エリアの提案は、顧客の感情や性格を把握する能力が備わっていないため宅建士は将来的に必要な資格だと断言できます。
時代も変わりやすいので金融業界の知識にも詳しくなり、融資についての知識や金融商品の取り扱いなど金融系の知識を活かして業務に活かすことができます。
宅建士を取得するとこれらの専門性を身に付けることができるので差別化することができます。
宅地建物取引士(宅建士)のシニア求人はある?

・シニアの宅建士は求人あるの?
宅地建物取引士(宅建士)のシニア求人は多く募集されていて、シニアで宅建士のお仕事したいときは40代から60代入社した方が多くいます。
50代は30代、40代よりさらにスキルが求められてしまう年齢のため、転職活動は苦戦しやすくなりますので、資格取得と営業経験などの実績をアピールすることで募集職に求められる人材というアピールができます。
・不動産業界は営業力が求められることが多い
不動産業界は宅建士に営業スキル、コミュケーション能力を求められている企業が多いです。
もし営業ではなく宅建事務の方に希望したいという方は宅建で事務の経験が求められることがあります。
営業実績のある方だと未経験でも宅建士として企業に就くことができます。宅建士の資格を持っていることで、勤勉さがあるとアピールしやすいので面接官にも好印象を与えることができます。
宅建士は将来性があり、需要が高い資格なので取って損はないです。
宅地建物取引士(宅建士)アルバイトは条件いいの?

・宅建士でアルバイトとして働くには?
宅地建物取引士(宅建士)のアルバイトの条件に関しては、時給が高く実務経験を積むことができます。
宅建士でアルバイトとしてお仕事をする際、まず労働を提供するにあたり、その条件として業務に従事するという専従性が求められます。
ですので、宅建業の事務所に営業時間に常勤して、ハウスメーカーの営業回りや管理など宅建業の業務に従事しなければならないので時間限定して働くアルバイトは、専任の宅地建物取引士になるのは非常に難しいのが現状です。
・アルバイトは常時勤務の場合が多い
アルバイトとなると、月給制ではなく時給制になるので営業中は正社員と変わらず常時勤務している企業が多いです。
宅建業を営業している時間は間違いなく専従していることや非常勤であり、労働時間は宅建業の営業時間外であることを資料を証明できれば認めてもらうことがあります。
別の場所で宅建業とは別の内容の業務でアルバイトをしている方を宅地建物取引士として設置できるかというと管轄行政庁では不可との判断によって原則認められるのは難しいです。
宅地建物取引士(宅建士)の資格を生かせる仕事の就職・転職

・宅建士を活かせる仕事:不動産の仲介業
宅地建物取引士(宅建士)の資格を活かせる仕事の就職は、まず不動産の仲介業務に就くことができます。
不動産の売買や賃貸契約の際に、買い主と売主などの間に立って契約を成立させる仲介業務を行います。
仲介することで取り扱う不動産は自社で保有している場合と、他の企業や個人が保有しているもの場合があり、代理店として顧客に対応する業務です。
・宅建士を活かせる仕事:ハウスメーカー
そしてハウスメーカー業務で、ハウスメーカー業務は一戸建て住宅の設計から建築、販売、アフターケアまで請け負う業務です。
事務や設計、現場監督、営業などの業務を幅広く従事することがあり工務店でお仕事することになります。
・宅建士を活かせる仕事:マンションやオフィスビルの管理
次にマンションやオフィスビルの管理で、マンションや商業施設の所有者から依頼を受けて設備で不備がないかメンテナンスや賃料の回収などを対応します。
宅建士を取得するとそれぞれの幅広い業務を任されることができるのでキャリアアップを期待することができます。
この記事の監修者

2004年(平成16年)12月に宅地建物取引士試験一発合格。
二人目の子供を妊娠中の出産予定日三ヶ月前に、ふと「宅建士試験を受験してみよう!」と思い立ち、独学で勉強を開始。
現在は、東京都内にある不動産会社に勤務。ヨットが大好きなトランペッターの宅地建物取引士です。