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社会福祉士の年収・給料ってどうなの?

2022-02-28

社会福祉士って、資格取得までとても大変です。試験勉強は難しいですし、合格するためには勉強時間も確保しなければなりません。

お仕事をしながら、社会福祉士の勉強をしている人は、仕事以外の時間は、ほぼほぼ全ての時間を受験勉強に時間を注いでいるのではないでしょうか?

そうやって苦労の末に取得する社会福祉士資格ですが、実際のところ年収・給料ってどの程度なのか?わからない部分もあると思いますので、今回は社会福祉士の年収や給料について徹底解説しました。

社会福祉士の年収や給料って現実はどうなの?

社会福祉士の年収や給料って現実はどうなのか?見てみましょう。

社会福祉士の年収は?

社会福祉士の年収は380万円~450万円(厚生労働省の実施した調査をもとにした年収)で、これは日本の平均的年収に近い数字です。

ちなみにこの数字は、正規職員としてフルタイムの勤務をしている場合の金額になりますので、パートタイムなどの勤務形態では、これらの金額より安い傾向です。

・社会福祉士の年収の特徴

社会福祉士の年収の特徴として、年数による年収の上昇、歩合やインセンティブがない、比較的安定しているといった点が挙げられます。

社会福祉士は勤務している方が多いので、勤続年数によって年収が上昇していく傾向にあり、その傾向を反映して、20代では270~330万円、30代では370~420万円、40代では500万円といった形で徐々にアップしていくのが特徴です。

もちろん役職手当なども付くので、手当を除いて考える必要もあるかもしれません。

しかし、それを除いても年収ごとに徐々に昇給していく傾向があります。

資格を持つ仕事は、小規模な事務所に勤務して昇給も横ばいというケースもありますが、社会福祉士は公的な施設や比較的大きな施設に勤務することが多いので勤続年数による昇給も期待できます。

・歩合制やインセンティブがないのも特徴

歩合制やインセンティブがないのも特徴で、相談者の数によって給料が変わる、特定の仕事をしたらインセンティブが発生するということもありません。

そのため、ライフプランを構築しやすかったり、適切に貯蓄をしていれば、冠婚葬祭や出産などライフイベントにも対応しやすかったりといった特徴があります。

上記の特徴に関連して比較的安定しているといった点も挙げられ、勤務先が公的な機関であったり、社会福祉分野の施設であったりします。

こういった勤務先の場合、景気の変化の影響を受けにくく安定している特徴がありますが、悪く言えば、給料が一気に上がることはありませんが、年収が悪化したリ倒産したリといったリスクは少ないのが社会福祉士の年収です。

・社会福祉士の初任給は?

補足として社会福祉士の初任給の目安は、基本的に大学卒業したのちに資格を取得し勤務するので年収で270万~310万円が主な水準になります。

短大や専門学校卒業後に取得する例も少なからず存在し、その場合は年収で230万~280万円が目安になります。

社会福祉士、公務員の年収は?

・社会福祉士の公務員年収は?

社会福祉士は、公立病院や保健所、児童相談所、障害者養護施設など公務員、あるいは公務員に準じた職場での勤務をすることも多く、公務員として勤務した場合の年収は500万円前後が平均です。

これは公務員として中堅クラスのキャリアの水準ではあるものの、社会福祉士としては比較的年収が高いといえます。

さらに近年では公立学校に勤務するケースもあり、その場合も一般事務職と同じ水準の待遇になるため、勤務社会福祉士としては高水準の年収です。

・社会福祉士の公務員として働くメリット

さらにメリットとして公務員としての安定感は見逃せません。

私設の特別養護老人ホームなど高齢者を対象とした福祉施設の場合は、介護保険制度の報酬見直しなどで業績が悪化するリスクがあり、それによって社会福祉士としての年収が変化したり、人手の削減から介護福祉士の補助業務といった直接支援の業務を任されたりします。

しかし、公務員として勤務する社会福祉士であれば、そういったことはほとんどなく、安定して勤務に専念できるのがメリットです。

・社会福祉士の公務員として働くデメリット

デメリットとしては仕事がハードといった点が挙げられ、一般的な施設よりも深刻なものが多く、行政に勤務している時に支援が上手くいかず相談者が死に至ってしまったり、児童相談所に勤務し関わった案件で虐待死の発生で矢面に立たされてしまったりといったリスクもあります。

仕事はハードなものの、社会福祉士としてやりがいがあり、年収も安定しているのが公務員勤務の社会福祉士です。

社会福祉士で年収1000万は可能なの?

・社会福祉士で年収1000万円は困難

社会福祉士で年収1000万円は可能ですが困難です。

実際に社会福祉士として勤務する場合、どのような形態であっても定年まで勤務したとして1000万円に到達することはまれといえます。

そのため、勤務している場合での社会福祉士の年収はよほどインフレが進まない限り難しいのです。

・社会福祉士として年収1000万円を超える方法

社会福祉士として年収1000万円を超える方法は「独立開業」することです。

社会福祉士は国家資格として独立開業ができる資格ですので、独立して実績を積むことで1000万円を超える年収も決して不可能ではありません。

そんな独立型の社会福祉士には請負型と個人事業主型の2つがあります。

請負型は、フリーの社会福祉士として、医療、教育、福祉・介護の施設に入って仕事をするタイプで、実績に応じて収入が変化しますが、1000万円にはなかなか行かない可能性が高いといえます。

個人事業主型は、複数の事業を行う方法で、社会福祉士の仕事に加えて、成年後見人、専門学校や大学の非常勤講師、さらには地域のソーシャルワークといった事業を行います。

こちらは社会福祉士の収入が複数から入って来るので、可能性として最も1000万円に近いといえるでしょう。

このように独立、しかも個人事業主型の社会福祉士になることで年収1000万円を目指せますが、自分の実力一つで変わってくるため、勤務していた方が収入が良いという場合も少なくありません。

なぜ、社会福祉士の給料は安いのか?

・社会福祉士の給料が安いと言われる理由

社会福祉士は専門職としては比較的給料が安いといわれていますが、その理由は業務独占の内容、直接援助ではないといった点が挙げられます。

業務独占として、社会福祉士は業務独占といえる業務がなく、名称独占として社会福祉士は法律で決められているものの、他の資格で見られる業務独占ではないのです。

相談の業務は、社会福祉士でなくともできますから、一般事務の方が兼務することも理論上は可能になりますので、資格としての弱さが社会福祉士にはあるのです。

直接援助もできません。

たしかに社会福祉士は介護福祉士の補助として利用者の直接援助ができますが、医師や薬剤師のようにその資格しかできない直接行為を持っていないのです。

このように実際は社会福祉士でしかできないものの、理論上は他の方でもできるということから、そこまで給料が高くありません。

社会福祉士への転職メリットとデメリットは?

・社会福祉士の転職のメリットは?

社会福祉士の転職のメリットは、様々な人の支援ができることや行政への就職のきっかけができることで、困っている方は救う仕事として社会福祉士はあります。

自分が関わったことによって、人が救われたといった体験ができるのは社会福祉士ならではといえるでしょう。

また、社会福祉士は行政関連の求人が多いので、公的な仕事をしたいという方にはメリットがあります。

・社会福祉士の転職のデメリットは?

デメリットは直接援助できない、責任が大きいといった点で、社会福祉士は直接サービスを提供したり、制度利用の認可をしたりといったことはできません。

そのため、きっかけやサービスの紹介といった業務にとどまってしまい、この点に限界を感じる可能性はあります。

また、相談者と家族の悩みを一身に受けることで責任をもって仕事をしなければいけませんので、場合によっては相談者やその家族の今後の人生を左右させてしまうことも多く、その業務内容に耐えられない方は大きなデメリットです。

これらの点が転職した際のメリットやデメリットです。

社会福祉士の給料上がる方法はある?

社会福祉士の給料が上がるのは、「役職に就く」ことや「勤務年数を増やす」こと、「独立する」ことの3つです。

・社会福祉士の給料を上げる方法:役職に就く

社会福祉士は勤務していると役職に就くことがあります。
これによって役職手当がついて給料が上がる可能性が出てきます。

・社会福祉士の給料を上げる方法:勤務年数を増やす

同様に勤続年数が長いほど社会福祉士の給料は高くなる傾向があるため、長い間勤務することで給料が上がる可能性が出てくるでしょう。

・社会福祉士の給料を上げる方法:独立する

最後が独立で、リスクはあるものの、自分が経営者として活動できるので、成功すれば給料は一気に上がります。

このような方法で社会福祉士の給料は上がりますが、近年社会福祉士の重要性は高まっており、学校など活躍の場も増えています。

成年後見人としての業務もできるので、社会のニーズに合わせて、通常の給料自体も上がる可能性があるでしょう。