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FP資格試験の合格率は?試験の難易度や独学可能か解説

2021-08-01

税金や投資、年金、ローン等、人々が暮らしの中で直面する、お金に関わるさまざまな相談を取り扱い、アドバイスすることが出来る専門家として人気の「ファイナンシャル・プランナー(FP)」講座。転職や独立を目指す方にとって、強力な強みとなる資格です。しかし、、、

  • 「まとまった時間を勉強になかなか使えない。勉強不足だ、、、」
  • 「職場では一発合格した人もいる。受かって当然という空気がプレッシャー、、、」

このような不安を抱えている方が講座を受けようと思った時、心配なのは「私でもできるのか?」ということではないでしょうか?

この記事では「ファイナンシャル・プランナー(FP)」の合格率や試験難易度や独学可能か?ついてご紹介します。

ファイナンシャルプランナー(FP)2級の合格率ってどのくらい?

ファイナンシャル・プランナー(FP)。そのお仕事は、個人や中小企業のクライアントの資産を分析し、貯蓄計画・投資計画・相続対策・保険対策・税金対策など資産設計のアドバイスを行います。

きちんとした正しい知識を持っているという証明になるファイナンシャルプランナー(FP)2級は、日本FP協会及び金融財政事情研究会を通して受験をすることが可能です。

そんなファイナンシャルプランナー(FP)2級ですが、日本FP協会及び金融財政事情研究会を合わせた合格率は、平均35%程度と言われています。

ファイナンシャルプランナー(FP)2級の試験には学科試験と実技試験があるのですが、それぞれの合格率に関しても次でお話ししていきます。

ファイナンシャルプランナー(FP)2級学科試験合格率の推移

ファイナンシャルプランナー(FP)2級学科試験は、合格率が平均32%程度と言われています。

その年によって多少の開きはあるものの、過去10年分を遡っても、20%台後半から35%の中を行き来しているといった印象です。

しかし、2020年9月に実施されたファイナンシャルプランナー(FP)2級学科試験の合格率は41%となっており、これまでの平均を大きく上回りました。

これは、新型コロナウイルス感染症の影響で2020年5月の試験がキャンセルとなったことや、自粛期間を学習に充てた受験者が多かったことが原因だと予想されています。

ファイナンシャルプランナー(FP)2級実技試験合格率の推移

ファイナンシャルプランナー(FP)2級実技試験の合格率は、平均45%程度となっています。

ただ、日本FP協会と金融財政事情研究会のどちらを通して受験するかによって受験科目が異なるので、注意が必要です。

日本FP協会から受験した場合の方が合格率は高く、過去10年間の平均合格率が約55%とされていますが、金融財政事情研究会を経由した場合は35%が合格率の平均と言われています。

一見すると金融財政事情研究会の合格率は低く感じられますが、これは企業が団体受験を行う際に金融財政事情研究会を通して受験することが多く、自主的に受験しているわけではない層が多いことが理由に挙げられています。

両方とも、その年によって難易度に多少のバラつきはありますが、過去10年間で特に合格率が大きく変動したということはありません。

ファイナンシャルプランナー(FP)2級の試験難易度は?

一般的に、国家試験の中でファイナンシャルプランナー(FP)2級は偏差値53程度と言われています。

記述式の実技試験でつまずく受験者が多い傾向にありますが、設問の多くは過去問から出題されるという特徴があるので、しっかりと過去問をやり込んでいくことで合格の道が開けてくるでしょう。

ファイナンシャルプランナー(FP)2級の合格基準点

ファイナンシャルプランナー(FP)2級試験は、6割の正解率で合格となります。

受験者全体の得点によって合格基準が変わるという仕組みではなく、固定制となっているのが特徴です。

そのため、学科の場合は60点満点中の36点が取れれば合格となり、実技試験では、FP協会で受験した場合は100点満点中の60点、金融財政事情研究会で受験した場合には50点満点中の30点が合格ラインとなっています。

ファイナンシャルプランナー(FP)2級の試験日程・内容は?

それでは、ファイナンシャルプランナー(FP)2級試験の日程とその内容について見てみましょう。

ファイナンシャルプランナー(FP)2級試験は年に何回?

ファイナンシャルプランナー(FP)2級試験は、年に3回実施されています。

例年1月、5月、9月に実施されており、申し込みは試験日の2ヶ月程度前から開始されます。

学科と実技試験は同日に行われます。

ファイナンシャルプランナー(FP)2級の受験資格は?誰でも受験できる?

ファイナンシャルプランナー(FP)2級には受験資格があり、誰でも受験出来るというわけではありません。

日本FP協会が定める公式受験資格を以下にご紹介します。

ファイナンシャルプランナー(FP)2級の受験資格は?誰でも受験できる?

ファイナンシャルプランナー(FP)2級には受験資格があり、誰でも受験出来るというわけではありません。

日本FP協会が定める公式受験資格を以下にご紹介します。

  • 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
  • 3級FP技能検定者の合格者
  • FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
  • 厚生労働省金融渉外技能審査3級の合格者

ファイナンシャルプランナー(FP)2級を受験するためには、上記4つのうちいずれかを満たす必要があります。

金融業界での職務経験等が一切無く、これまでに上記の資格も取得したことが無いという方にとっては、一見ハードルが高そうな受験資格に見えるかもしれません。

しかし、項目ひとつ目の「日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者」は、日本FP協会が認定した通信講座を修了することで条件を満たすことが出来るので、他の項目に該当しないという方は、通信講座での学習を検討してみてはいかがでしょう?

ファイナンシャルプランナー(FP)2級の試験内容

ファイナンシャルプランナー(FP)2級学科試験は、学科と実技で構成されています。学科試験は、個人の資産に関する計画、保険、預貯金や投資信託について、税金、不動産、相続の6つについて出題されます。

日常で私達が直面する可能性のある身近な問題に焦点が合わせられているという特徴があります。

実技の試験内容は、FP協会と金融財政事情研究会のどちらで受験するかによって異なります。

FP協会

資産設計提案業務のみがFP協会からの出題科目です。

その名の通り、資産をどのように設計するかに焦点を合わせた分野となっており、年金や保険、相続、不動産等について、顧客が相談してきた際にどのように対応するかを回答する必要があります。

金融財政事情研究会

個人資産相談業務、生保顧客資産相談業務、中小事業主資産相談業務、損保顧客資産運用相談業務の4科目の中から1つを選びます。

どの科目も相談業務に重点を置いていますが、定番と言われているのは個人資産相談業務で、毎回最も受験者から選択されている科目となっています。

生保顧客資産相談業務は、医療保険に関する出題が多い傾向にあり、近年大幅に受験者が増えている科目として注目を集めています。

中小事業主資産相談業務は、FP1級の学科試験と詳細が似ていると言われており、2級の取得後に1級の合格も目指すことを視野に入れているという方は、是非こちらを選択しましょう。

また、損保顧客資産運用相談業務は毎年9月の受験時のみ選択出来る科目となっているので、こちらの科目を選択したい場合は、前もって計画的に受験準備をする必要があります。

ファイナンシャルプランナー(FP)2級の試験時間

ファイナンシャルプランナー(FP)2級は、F P協会と金融財政事情研究会のどちらを利用しても、学科試験が120分間、実技試験が90分間で設定されています学科試験の問題数が60問、実技試験の場合は40問が出題されるため、1問に費やせる時間は2分程度だと覚えておきましょう。

ファイナンシャルプランナー(FP)2級資格は独学で合格できる?

ファイナンシャルプランナー(FP)2級は、独学で合格を目指すことも可能な資格試験です。

既に金融業界での実務経験や資格を取得しているという方にとっては有利な試験内容となり、スクール等で学ばずとも十分合格圏を目指せるでしょう。

また、これまでにそういった経験や知識が無いという方は、ファイナンシャルプランナー(FP)2級の受験資格を満たすためにも、FP協会が認定する通信講座で独学することをおすすめします。

ファイナンシャルプランナー(FP)2級の独学におススメのテキスト・参考書

独学でファイナンシャルプランナー(FP)2級の合格を目指すのであれば、通信教育・フォーサイトのテキストの利用をおすすめします。

全ページフルカラーとなっており、図表やグラフが挿入されていることで、重要なポイントのみを重点的に学ぶことが出来ます。

また、動画講義システムを利用して、移動中や待ち時間等のちょっとした隙間時間に繰り返し講義を聞くことで、忙しい方でも継続的に勉強を続けやすい環境作りを行うことが可能となっています。

教材には問題集もセットで付いてくるので、過去問を繰り返し解くことで、実際の試験の出題傾向や時間配分についても対策をしてみませんか?

ファイナンシャルプランナー(FP)2級試験を合格するまでの勉強時間は?

一般的に、ファイナンシャルプランナー(FP)2級試験に合格するには、150〜300時間を学習に費やす必要があると言われています。

学科試験と実技試験をカバーするためには膨大な知識量を増やす必要があり、書店でファイナンシャルプランナー(FP)2級の試験対策テキストを購入して独学するとなると、分厚いテキストの内容を終わらせるのに300時間では足りないかもしれません。

しかし、上記でおすすめしたフォーサイトの通信講座を利用すると、合格ラインである6割を取得するために必要な最低限の知識のみに絞った学習が可能となっており、時間を有効活用しながら効率良く学ぶことが出来るのです。

この記事の監修者

CFP・1級FP技能久保田さん

【CFP・1級FP技能士】

久保田 美弘さん Angel Partners株式会社 代表取締役。

相続・事業承継コーディネーター、ファイナンシャルアドバイスのプロフェッショナルとして、自身の使命として一人でも多くの企業オーナー、資産オーナーの思いを次世代に承継するため、"Angel Partners Co.,Ltd"設立。オールドヴィンテージワインを愛するアルトサクソフォニスト。