広告 中小企業診断士

中小企業診断士は難しい国家資格試験なのに求人って少ないの?

2021-12-31

合格率3〜8%と言われる超難関資格である中小企業診断士って、資格取得までとても大変ですよね。試験勉強は難しいですし、合格するためには勉強時間も確保しなければなりません。

お仕事をしながら、中小企業診断士の勉強をしている人は、仕事以外の時間は、ほぼほぼ全ての時間を受験勉強に注いでいるのではないでしょうか?

そうやって苦労の末に取得する中小企業診断士資格ですが、実際のところ中小企業診断士の求人ってどの程度あるのか?わからない部分もあると思いますので、今回は中小企業診断士の求人状況について徹底解説しました。

中小企業診断士の求人って、少ないの?

中小企業診断士の求人はそこまで多くありません。

実際に中小企業診断士が開業している中小企業診断士事務所の求人は意外に少ないのが現実です。

・なぜ、中小企業診断士の求人は少ないの?

こういった現状なのは理由があり、それは1人で完結できる、雇用したとしてもパートが優先されてしまうといった点です。

中小企業診断士は、基本的に1人で企業を評価して1人で計画を立てるといったスタイルの方が少なくありません。

例えば、大手のコンサルティング会社であれば、チーム制で対応することも多いのですが、独立した個人で活躍している中小企業診断士は基本的に1人で活動しています。

そのため、新規に中小企業診断士を雇っても業務に直接携わってもらうということはなかなかしづらいのが現状です。

・勤めた場合、どんな業務があるの?

また、雇用をしたとしても電話応対や伝票整理、あるいはコンサルティング業務の事務的な処理を行う事務のパートになります。

これらの業務は中小企業診断士でなくとも問題ないため、事務所の経営や仕事内容を考えるとコストの安いパートを雇用したほうが圧倒的にメリットがあるのです。

これらの理由以外に業務独占でないため、一般の事務方の正社員を雇用しても法律的には同じ仕事ができます。

こういったことから企業でも雇用するというケースが少ないのです。

・中小企業診断士を育てるのは大変、、、

中小企業診断士の事務所だけでなく、企業からもそれほど多く中小企業診断士の求人はありません。

ちなみに雇用する側である中小企業診断士事務所の立場から考えると、いかに中小企業診断士を雇用するのが困難か分かるかもしれません。

例えば、育てる時間や精神的な余裕があり、程度の収益を上げるまで1人の中小企業診断士(求人する側)が1.5~2倍稼いだりといった条件を満たす必要があります。

こういった条件を満たす中小企業診断士事務所はそこまで多くないのが現実です。

中小企業診断士の求人、未経験の40代ってどう?

中小企業診断士の求人の場合は、未経験で40代の方が転職目的で資格取得するケースがありますが、実際は転職活動にそこまで有利になるとはいいがたいのが現実です。

その理由として、実力主義な世界であること、求人が少ないことが挙げられます。

・実力主義の中小企業診断士の世界

コンサルタントは実力が重視される世界であり、やや乱暴な言い方をすれば、料理人の世界に似ているかもしれません。

例えば、40代で飲食店未経験の調理師免許取得者をレストランなどが雇うでしょうか?

それと同じで雇う側も実績を重視します。

料理人の例でいえば三ツ星レストランで修行してきた料理人を雇うようにビッグ4(世界的なコンサルタント会社)で活躍してきたコンサルタントを雇うはずです。

こういった理由から未経験の40代の中小企業診断士の求人は難しいと言わざるを得ません。

・40代の中小企業診断士の求人の実際

求人自体も先ほど触れたとおりそこまで多くありません。

ましてや40代となると、その求人は地方の場合ほとんどない可能性があります。

このような理由からキャリアアップを目指して取得し、社内で役立てるといった形になることが多くなるでしょう。

また、未経験でも中小企業診断士として独立することを前提に今ある仕事を利用して人脈を構築したり、コンサルタントのような業務を経験するといったことを体験するのがおすすめです。

中小企業診断士の志望動機は?

中小企業診断士の求人を応募したら、必ず面接が待っています。

その際に志望動機は何か聞かれることも多いですが、主に自分の力で会社を変えられる、独立できるといった点が挙げられます。

・面談で「志望動機」何を言う?

中小企業診断士は、自分のアイデアや計画、診断によって数百人もの従業員を抱える企業を救うことさえできます。

数百人の従業員は決してゲームのコマではありません。

各人とも人生があり、企業の倒産や業績不振によって経済的に人生が狂い始めることも多いのです。

そう言ったことを自らの知恵と技術で救えるというだけで十分魅力的な仕事といえますので、そう言った点を中心に答えていくと良いかもしれません。

・独立をアピールする

また、中小企業診断士は自分で独立できる仕事ですので、将来的な独立についても触れていくと良いでしょう。

そのため、雇う側にも長期にわたって勤務することはないということを意味する独立志向をPRすることで、定年まで雇うプレッシャーを与えず、好印象を与えるはずです。

もちろん、中途採用であれば、これまでの経験からコンサルティングの重要性について感じたエピソードを伝えるのもおすすめといえます。

中小企業診断士の仕事って、今後なくなる職業なの?

中小企業診断士は業務独占ではなく、求人も決して多い仕事とはいいがたいのが事実ですが、今後無くなることはありません。

士業にとって将来不要になるかどうかのラインはAIによって代替可能かということが挙げられます。

・中小企業診断士は無くならない職業

中小企業診断士はそうならない理由として、高いコミュニケーションが要求される、そもそも代替可能性が低い職業として挙げられているといった点が挙げられます。

中小企業診断士は、企業の関係者と積極的にコミュニケーションをとっていく必要があります。

ここでは、人間的思考やヒアリング能力が要求されるため、AIによる入力では対応できません。

他の士業は代替できるケースが多いため、そう言った職業よりも中小企業診断士の将来性は高いといえるでしょう。

・中小企業診断士は代替可能性が低い職業

次に、中小企業診断士自体代替可能性が低い職業とされています。

AIにできない仕事として自動化できないことやセラピスト、芸術家のように人間の感覚に頼る仕事が挙げられます。

こういった性質の仕事として大手のシンクタンクから中小企業診断士が挙げられており、他の士業が代替される職業に挙げられる中、異例の評価を受けているのです。

これらの理由から中小企業診断士は将来性があり、今後無くなるのは難しいといえるでしょう。

中小企業診断士に求められるスキル

中小企業診断士に求められるスキルは、コミュニケーション能力と概念化能力です。

・中小企業診断士に求められる「コミュニケーション」スキル

コミュニケーション能力は、顧客企業の経営者や社員を説得したり、心理的な不安を感じ取ったりといった能力です。

また、雰囲気から鹿感じ取れない隠れたニーズにも目を向け、解決できるような中小企業診断士になることは必須といえます。

・中小企業診断士に求められる「概念化能力」スキル

概念化能力とは、本質を見抜く能力をいい、具体的な物事をシンプルに考え、整理する能力です。

例えば、平均年齢が高めの中小企業で最年少のマネジメントの高等教育を受けた30歳の方を管理職に据えることが業務的にベストだとします。

しかし、そうした場合他の従業員の士気が下がり、生産効率が下がる可能性が否定できません。

合理的に物事を進めるとうまくいかない可能性が高いことを予測する能力も求められます。

こういった能力は人間であっても取得するのが難しい能力ですが、そういった能力を手にすることが中小企業診断士のスキルを磨くということになるでしょう。

中小企業診断士の活躍の場は?

中小企業診断士の活躍の場は、企業のコンサルティングや講演、さらにはメディアです。

・中小企業診断士の仕事は企業のコンサルティング

中小企業診断士は、基本的に企業のコンサルティングを行うのが仕事ですので、企業のコンサルティングが主な活用の場といえるでしょう。

・中小企業診断士の仕事は講演もある

また、講演も多くあるため、こういった場所でも活躍はしやすいはずです。ここで様々な業種の方と関わることで、自分の真価が発揮されるのではないでしょうか。

・中小企業診断士の仕事「メディア」

また、書籍や雑誌などのメディア、他には動画配信やブログなどでも活躍の場は広がっています。

中小企業診断士という専門家でなければ書けない内容も中小企業診断士だからこそ書ける、あるいは動画で配信できるという面もあります。

いずれにしても中小企業診断士は、自由に動けることから活躍の場も非常に広いといえるでしょう。