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行政書士講座の合格率・合格者数はどう見る?数字に振り回されない比較の仕方

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本記事は、行政書士講座が公表する合格率・合格者数を、数字の大小だけで判断せず、対象年度・対象者・算出条件・公式注記・講座構造とあわせて読むための判断基準を整理したものです。

合格率、合格者数、対象講座、算出条件、受講期限、受講料、特典、返金保証、教育訓練給付制度などは変更される場合があります。申込前には、必ず各講座の公式ページ・FAQ・注意事項・料金条件で最新情報を確認してください。

この記事の目次

まず結論|合格率・合格者数は「高い講座を選ぶため」ではなく、「数字の条件と自分との相性を確認するため」に見る

行政書士講座を比較していると、次のように感じることがあります。

  • 合格率が高い講座の方が安心なのではないか
  • 合格者数が多い講座なら、実績があって信頼できそう
  • 全国平均の何倍と書かれている講座を選べば、失敗しにくいのではないか

行政書士試験は、令和7年度も受験者50,163人に対して合格者7,292人、合格率14.54%の試験でした。簡単に合格できる試験ではないからこそ、講座選びで合格率や合格者数を確認したくなるのは自然です。

ただし、申込前に本当に見るべきなのは、数字の大きさだけではありません。

合格率を見るなら、誰を対象に、どの条件で算出された数字なのか。

合格者数を見るなら、実績人数として何を示し、何までは判断できないのか。

そのうえで、自分が教材・演習・質問・添削・学習管理を使い切り、試験日まで学習を続けられるか。

ここまで確認してはじめて、合格率・合格者数は講座選びの判断材料になります。

合格率だけで申し込むと、講座そのものが悪いわけではなくても、次のような「思っていたのと違う」が起きる可能性があります。

  • 教材量や進め方が自分に合わなかった
  • 質問や添削を使えると思っていたが、対象コースや条件が想定と違った
  • 実績に惹かれて選んだが、自分の生活リズムでは学習を続けられなかった

この記事の判断軸は、数字は入口、最後は自分の学習が止まりにくい講座構造かどうかで判断することです。

行政書士講座選びの全体像から確認したい人は、先にNo.094|行政書士講座の選び方ガイド|迷ったら最初に読む比較・申込前チェックの全体地図を確認すると、この記事をどの段階で使うべきか整理しやすくなります。

このページで判断できること

講座の比較ページや公式ページの実績表示を見るだけでは、その数字が自分の講座選びにどう関係するかまでは判断しにくいものです。

このページでは、合格率や合格者数を「高い・低い」で見るのではなく、申込前にどのように読めばよいかを整理します。

判断したいこと このページで分かること
合格率と合格者数は何が違うのか 割合と人数では、示す意味が違うこと
合格率のどこを見るべきか 対象年度・対象者・母数・集計条件の確認方法
全国平均の何倍という表示はどう読むか 実績として参考にしつつ、母集団の違いを見る方法
合格者数が多ければ安心なのか 実績規模と、自分の合格しやすさを分ける方法
数字を公表していない講座は避けるべきか 教材・支援・条件の見えやすさで判断する方法
自分に合う講座かどうか 数字の後に確認すべき学習プロセス
公式ページでは何を見るべきか 実績、注記、教材、サポート、期限、料金条件の確認順
LQS10では何を見るのか 数字の高さではなく、申込前の見えやすさを見る方法

sound23は、資格講座・通信講座を、人気・価格・口コミだけでなく、申込前に確認できる条件とLQS10で整理し、読者と講座企業のミスマッチを減らす判断支援サイトです。

講座選びは、試験日までの学習プロセスを設計する最初の重要ステップです。合格率や合格者数も、数字に安心するためではなく、自分に合う学習環境を選ぶために使うことが大切です。

sound23独自判定表|今見ている実績表示は、どこまで判断材料にできるか

合格率や合格者数を見るときは、まず次の表に当てはめてください。

実績表示の状態 判断材料としての使いやすさ 次に確認すること
合格率・対象年度・対象者・算出条件が確認できる 実績として読みやすい 教材・支援が自分に合うか
合格率は見えるが、対象者や算出条件が分かりにくい 参考値として慎重に読む 注記・FAQ・対象コース
合格者数のみ掲載されている 実績人数として見る 受講形態・支援・学習条件
全国平均の何倍という表示が中心 入口情報として見る 算出条件と母集団の違い
数字は少ないが、教材・支援・期限が明確 相性判断は可能 自分の弱点を補えるか
数字も講座条件も見えにくい 慎重な確認が必要 公式確認または他講座比較

この表で重要なのは、合格率が高い講座を否定しないことです。

合格率や合格者数は、講座企業が示す重要な実績であり、読者にとっても参考になる情報です。

ただし、数字が大きく見えても条件が確認できなければ、自分の判断には使いにくくなります。反対に、数字を前面に出していなくても、教材・質問制度・添削・受講期限・申込条件が明確であれば、自分との相性は判断しやすい場合があります。

数字の強さではなく、数字の読みやすさと、学習プロセスへのつながりを見る。

これが、sound23における合格実績の確認方法です。

行政書士試験全体の合格率と、講座が公表する合格率は別の数字

まず分けて考えたいのが、行政書士試験全体の合格率と、各講座が公表している合格率です。

一般財団法人 行政書士試験研究センターが公表している令和7年度行政書士試験の実施結果は、次のとおりです。

年度 受験者数 合格者数 合格率
令和7年度 50,163人 7,292人 14.54%
令和6年度 47,785人 6,165人 12.90%

また、令和7年度行政書士試験では、次の3要件をすべて満たすことが合格基準とされています。

合格基準 必要得点
法令等科目 122点以上
基礎知識科目 24点以上
試験全体 180点以上

試験全体の合格率は、行政書士試験の難しさを知るための数字です。

一方で、講座の合格率は、講座ごとに定められた対象者や算出条件に基づく実績表示です。

数字の種類 主に分かること その数字だけでは判断できないこと
試験全体の合格率 行政書士試験全体の難しさ 特定講座が自分に合うか
講座の合格率 一定条件で集計された受講生の結果 自分が同じように合格できるか
講座の合格者数 実績人数や受講規模の一部 合格しやすさの割合
全国平均との倍率表示 講座実績の見え方 同一条件での単純比較

全国平均には、独学者、講座利用者、十分に準備できなかった受験者など、さまざまな人が含まれます。

一方、講座の合格率では、有料講座受講生、アンケート回答者、所定条件を満たした受講生、受験番号を提出した人など、対象条件が設定されている場合があります。

したがって、全国平均と講座の合格率は、同じ意味の数字としてそのまま横並びにはできません。

行政書士試験そのものの難易度や合格基準を詳しく確認したい場合は、行政書士試験の難易度はどれくらいか|合格率・合格基準から整理を確認してください。

合格率を見るときに確認したい6つの条件

合格率を見るときに最も重要なのは、数字の高さではなく、どの条件で算出された数字なのかが確認できることです。

確認項目 確認する理由 見落とすと起きること
対象年度 最新実績か、過去実績かを分けるため 古い実績を現在の講座条件と混同する
対象者 有料受講生、回答者、条件達成者などを確認するため 受講生全体の結果と読み違える
母数・算出条件 数字がどの範囲を表すかを見るため 数字の印象だけで判断する
対象講座・コース 自分が検討している受講内容と関係するかを見るため 別コースの実績を判断材料にする
集計方法の注記 アンケート、提出条件などを確認するため 条件付き実績を一般化する
学習プロセスとの接続 数字の背景にある教材・支援が自分に合うかを見るため 実績に惹かれても学習が続かない

対象者の違いで、合格率の意味は変わる

合格率の対象として考えられる人 数字の読み方
申込者全員 広い対象だが、実績表示で採用されるとは限らない
有料受講生 実際に受講した人に近いが、算出方法の確認が必要
本試験受験者 受験まで到達した人に絞られる
アンケート回答者 回答した人を対象とした条件付き実績として読む
所定条件を満たした受講生 学習状況など一定条件を満たした人の実績として読む
受験番号提出者 結果確認が可能な提出者に基づく実績として読む

ここで大切なのは、公式ページに掲載された合格率を疑うことではありません。

公式ページの数字は、公式ページに記載された条件と一緒に読む。

この姿勢を持つことで、読者は過度な期待によるミスマッチを減らせます。講座企業にとっても、実績の意味と条件を理解した読者が公式ページへ進むため、納得度の高い申込につながりやすくなります。

合格者数は「実績人数」として見る。自分の合格しやすさとは分けて考える

合格者数は、講座の実績を把握しやすい数字です。

「合格者〇名」「累計合格者〇名」「合格体験記〇件」といった表示は、その講座を使って成果を出した人がいることを確認する入口になります。

ただし、合格者数が多いことと、自分が合格しやすいことは同じではありません。

表示 分かること 注意したいこと
単年度の合格者数 その年度の実績人数 受講者全体に対する割合は別途確認が必要
累計合格者数 長期間の実績蓄積 現在の教材・支援条件とは分けて見る
合格体験談の件数 学習事例の確認しやすさ 合格した人の事例が中心になりやすい
合格者インタビュー 学習方法や活用機能の具体例 自分と近い条件か確認する必要がある

受講者数が多い講座では、合格者数も多くなりやすくなります。反対に、受講者数が比較的少ない講座では、合格者数が少なくても、自分に合う支援が見つかる場合があります。

そのため、合格者数は次のように整理すると判断しやすくなります。

合格者数は、講座の実績人数を見る数字。
自分が合格まで進みやすいかは、教材・演習・支援・受講条件まで確認して判断する。

「全国平均の何倍」という表示は、入口として参考にし、必ず注記を読む

行政書士講座の公式ページでは、次のような実績表示を見ることがあります。

  • 全国平均の〇倍
  • 全国平均を上回る合格率
  • 合格率〇%

こうした表示は、講座の実績を確認する入口として参考になります。

ただし、全国平均と講座側の合格率では、対象となる人や算出条件が異なる場合があります。したがって、倍率表示だけで講座を決めるのではなく、公式ページ上の注記まで確認することが重要です。

公式表示例|同じ「合格率」でも確認すべき条件は異なる

以下は、講座の優劣を比較するための表ではありません。

同じ「合格率」という表示でも、公式ページで確認すべき条件が異なることを示すための例です。

講座 公式ページ上の実績表示 公式ページ上で確認できる注記 sound23での読み方
アガルート行政書士試験講座 令和7年度の合格者数368名、合格率52.59%、全国平均14.54%に対して3.62倍 合格者数はアガルート有料講座受講生の実績。合格率は合格発表後のノベルティ付き受講生アンケートの回答をベースに算出と表示 有料講座受講生の実績として確認し、合格率は公式注記に示されたアンケート回答ベースの数値として読む
フォーサイト行政書士講座 2025年実績として合格率58.5%、全国平均14.54%に対して約4.0倍 確認テスト・学力テストの条件を満たした受講生のうち、受験番号を提出した合格者数で算出と表示 公式注記に示された条件に基づく実績として確認し、自分が検討するコース内容や利用条件とあわせて読む

なお、各講座の合格率については、公式ページに表示された数値と注記の範囲で整理しています。公式ページに明示されていない分母や算出過程について、sound23が推測で補うことはしません。

この表から分かるのは、数字の高低ではありません。

同じ「合格率」でも、対象者や算出条件は同一とは限らないため、公式注記と一緒に読む必要があるということです。

確認順 見ること 判断の目的
1 合格率・合格者数の表示 実績情報の有無を確認する
2 対象年度 直近実績か、過去実績かを確認する
3 対象者・算出条件 数字の意味を確認する
4 対象講座・コース 自分が検討する内容と関係するかを見る
5 教材・演習・支援内容 数字の背景にある学習プロセスを見る
6 自分が使い切れるか 最終的な申込判断につなげる

全国平均の何倍という表示は、無視する情報ではありません。

しかし、最終判断でもありません。

倍率表示を見たら、次に注記と講座構造を見る。

この順番で確認することで、講座企業が示す実績を尊重しながら、読者自身の申込後の認識違いも減らしやすくなります。

複数講座の違いを、数字だけでなく学習プロセスまで含めて比較したい場合は、No.011|行政書士講座おすすめ比較|公開情報とLQS10で申込前の違いを整理を確認してください。

最新年度の数字だけでなく、公表条件と継続性も見る

最新年度の実績は、現在の判断材料として重要です。

ただし、単年度の合格率だけを見ると、その年度特有の変動に影響される可能性があります。試験全体の合格率も、令和6年度12.90%から令和7年度14.54%へ変動しています。

講座側の実績表示も、次の点まで確認すると、数字をより落ち着いて読みやすくなります。

  • 対象年度
  • 対象講座
  • 集計条件
  • 公式注記の内容
  • 実績公表の継続性
確認すること 読み取れること
最新年度の実績 直近の公式表示
過去年度の実績掲載があるか 実績公表の継続性
毎年同じ条件で集計されているか 数字の比較可能性
注記が明確に表示されているか 数字の意味の確認しやすさ
現在の講座内容と接続できるか 自分の判断への使いやすさ

複数年の実績が高いからといって、そのまま自分にも再現するわけではありません。

実績の推移は参考にしつつ、最終的には、今申し込む講座の教材・支援・期限・条件を確認する必要があります。

合格体験談は「成功の華やかさ」ではなく「自分に近い学習過程」を見る

合格率や合格者数とあわせて、合格体験談を掲載している講座もあります。

体験談の価値は、数字だけでは見えない学習過程を確認できることです。

合格体験談で見ること 確認する理由
学習開始時のレベル 初学者か、再受験者かで参考度が変わる
仕事・家事・育児との両立状況 自分の生活条件と近いか見られる
学習期間と勉強時間 自分が確保できる時間と合うか確認できる
活用した教材や機能 講座のどこに価値が出たか分かる
記述式対策や添削の使い方 自分の不安を補う支援があるか見られる
つまずいた場面と立て直し方 自分が止まりそうなポイントを想定できる

ただし、体験談は基本的に合格した人の事例です。途中で学習が止まった人や、受講形態が生活に合わなかった人の状況までは見えにくい場合があります。

そのため、体験談を見るときは、件数の多さや印象的な言葉だけではなく、自分と近い条件の人が、講座のどの機能をどう使って学習を続けたのかを確認してください。

自分の状況 探したい体験談
法律初学者 基礎から始めた人
忙しい社会人 平日夜や休日を中心に学習した人
育児・家事と両立したい 限られた時間で学習した人
独学で止まった経験がある 講座で学習を立て直した人
記述式が不安 添削や記述対策を活用した人
再受験を考えている 苦手分野を補強して合格した人

体験談は、講座を良く見せる材料として読むのではなく、自分に再現できる学習の進め方があるかを見る補助材料として使いましょう。

数字を大きく公表していない講座は、候補から外すべきか

合格率や合格者数を大きく公表していない講座を見ると、次のように感じるかもしれません。

  • 実績が分からないので不安
  • 数字を出している講座の方が安心なのではないか
  • 候補から外した方がよいのではないか

しかし、数字の掲載が少ないことだけで、講座の良し悪しを断定することはできません。

数字が見えにくい場合は、次の情報を確認してください。

数字が見えにくい場合に確認すること 判断できること
教材構成 何を使い、どの順番で学ぶか
講義形式 自分が理解しやすい方法か
問題演習 知識を得点に変える練習ができるか
記述式対策 不安になりやすい論点を補えるか
質問制度 分からない箇所で止まりにくいか
添削制度 答案化の弱点を確認できるか
学習管理・復習支援 遅れたときに戻りやすいか
受講期限・配信期限 試験日までに使い切れるか
料金・申込条件 費用や条件に認識違いがないか

合格率を公表している講座には、実績を確認しやすいという利点があります。

一方で、数字を大きく打ち出していない講座でも、教材・サポート・受講条件が明確で、自分の学習課題に合う場合があります。

数字が見えない講座はすぐに除外するのではなく、数字以外の判断材料が申込前にどこまで見えるかで確認する。

これが、合格実績を冷静に使うための基本です。

LQS10で見る|この記事で中心になるのは「透明性・価値整合性・再現構造性・習得支援性」

sound23のLQS10は、講座の絶対的な優劣を決める点数ではありません。

講座選びで申込前に何が見えやすく、何が公式確認を必要とするかを整理するための判断軸です。

合格率・合格者数の記事では、特に次の4視点が重要です。

LQS10視点 この記事で確認すること 読者にとっての意味
透明性・監査性 対象年度、対象者、算出条件、注記が見えるか 数字を誤解せずに読みやすい
価値整合性 実績表示と、自分が使う教材・支援がつながっているか 数字ではなく受講価値で判断できる
再現構造性 講義、演習、復習、直前対策の流れが見えるか 合格までの進め方を想像しやすい
習得支援性 質問、添削、記述対策、復習支援が見えるか つまずいたときに止まりにくいか判断できる

LQS10視点での読み方

公式ページで見える状態 LQS10での読み方
合格率と算出条件が確認でき、講座内容も見える 実績と学習構造を照合しやすい
合格率は高いが、注記や対象条件が分かりにくい 数字は参考にしつつ、公式確認が必要
合格者数は多いが、合格率の条件が分からない 実績人数として確認し、相性判断は別に行う
数字は少ないが、教材・支援・期限が明確 自分との相性は判断しやすい場合がある
数字も条件も確認しにくい 申込前の不確実性が高く、追加確認が必要

LQS10の基本的な考え方を確認したい場合は、No.103|LQS10とは?資格講座選びで申込前に確認したい10の判断軸をあわせて確認してください。

P/F/S情報源で見る|実績ページだけで申し込みを決めない

合格率や合格者数は、講座の魅力や実績を確認する入口になります。

ただし、申込後の「思っていたのと違う」を減らすには、実績ページだけではなく、FAQ・注意事項・料金条件まで見る必要があります。

sound23では、公開情報を次の3種類に分けて確認します。

区分 主に見る情報 このページでの確認目的
P:公式ページ 合格実績、教材、講義、機能、サポート 実績と講座構造の入口を確認する
F:FAQ・規約・注意事項 質問条件、添削範囲、受講期限、返品、利用制限 申込後の認識違いを防ぐ
S:価格・申込条件 受講料、割引、給付制度、特典、返金保証、対象コース 費用と条件のズレを防ぐ

たとえば、合格率が魅力的でも、次の条件を確認しなければ、申し込んだ後に認識のズレが起きる可能性があります。

  • 自分が必要とする添削が対象コースに含まれているか
  • 質問制度の対象範囲や利用条件はどうなっているか
  • 受講期限までに学習を使い切れるか
  • 返金保証や合格特典に適用条件があるか

Pで実績と講座構造を見て、Fで制限や注意事項を確認し、Sで費用と申込条件を確かめる。

この確認順が、数字に惹かれて急いで申し込むのではなく、納得して公式ページへ進むための基本になります。

P/F/S情報源の見方を詳しく確認したい場合は、No.107|P/F/S情報源とは?公式ページ・FAQ/規約・価格条件で講座を見る方法を参照してください。

合格率・合格者数を判断材料として活かしやすい人

合格率や合格者数は、次のような人にとって有効な判断材料になります。

活かしやすい人 判断しやすい理由
公式注記や算出条件を確認できる人 数字を印象ではなく条件付きの実績として読める
数字だけでなく教材・演習・支援も見る人 実績と学習プロセスをつなげて判断できる
自分の学習時間や弱点を整理している人 講座との相性を見誤りにくい
体験談を自分の状況と照合できる人 成功事例を再現可能性の材料として使える
公式ページで最新条件を再確認できる人 古い情報による認識違いを防ぎやすい

たとえば、合格率が高い講座を見つけたときに、次のように考えられる人は、数字を自分の判断に正しく落とし込みやすくなります。

  • 初学者なので、基礎講義と質問制度を確認しよう
  • 仕事が忙しいので、スマホ復習と受講期限を確認しよう
  • 記述式が不安なので、添削や記述対策の範囲を確認しよう

数字だけで選ぶ前に、慎重に確認したい人

一方で、次のような場合は、合格率や合格者数だけで申し込まず、条件まで確認した方が安心です。

慎重に確認したい人 申込前に確認したいこと
合格率が高ければ安心だと思っている人 対象者・算出条件・対象コース
合格者数が多い講座をそのまま選ぼうとしている人 実績人数と自分の学習条件の違い
全国平均の何倍という表示に強く惹かれる人 公式注記と母集団の違い
実績と料金だけで決めたい人 必要な質問・添削・演習支援が含まれるか
自分の学習時間がまだ整理できていない人 受講期限、学習量、復習方法
注意事項や適用条件を後回しにしがちな人 特典条件、返金条件、申込条件

これは、特定講座への批判ではありません。

講座に合わない読者が無理に申し込むことを防ぎ、講座に合う読者が納得して選べるようにするための確認です。

読者にとっては、受講料と学習時間のムダを減らしやすくなります。

講座企業にとっても、自社講座の特徴や条件を理解し、機能を活用する前提の読者が公式ページへ進みやすくなります。

合格率に惹かれた講座を、申込後に活かしきれる人

合格率や合格者数を確認して候補を決めても、申し込んだだけで成果につながるわけではありません。

講座の価値は、教材や支援を自分の学習計画に組み込んで使うことで生まれます。

講座の機能 活かしきるための使い方
講義 週に何回、どこまで視聴するかを先に決める
テキスト 読むだけで終わらせず、問題演習と往復する
スマホ学習 移動時間や休憩時間を復習時間に固定する
問題演習 間違えた論点を復習へ戻す基準にする
質問制度 何日悩んだら質問するかを決める
添削・記述対策 提出時期を学習計画に入れ、後回しにしない
答練・模試 実戦練習の時期を早めに確認する
学習管理機能 遅れたときの立て直しに使う
受講期限 試験日から逆算し、使い切る予定を立てる

合格率が高い講座であっても、講義を見るだけで問題演習へ進まなければ、得点力は伸びにくくなります。

質問制度や添削制度があっても、使わずに苦手分野を放置すれば、学習は止まりやすくなります。

講座を活かしきれる人とは、実績の数字に安心する人ではなく、実績を支える機能を自分の計画に組み込める人です。

公式ページで見る順番|合格率を見たあとに確認すべきこと

合格率や合格者数が気になる講座を見つけたら、公式ページでは次の順番で確認してください。

順番 公式ページで確認すること 確認する理由
1 合格率・合格者数の表示 実績情報の入口を確認する
2 対象年度 最新年度か、過去・累計表示かを見る
3 対象者・算出条件・注記 数字の意味を確認する
4 対象講座・対象コース 自分が申し込む内容と関係するかを見る
5 教材・講義形式 自分が理解しやすい学習方法か確認する
6 問題演習・答練・模試 得点練習まで進められるか確認する
7 質問・添削・記述対策 つまずいたときに止まりにくいか確認する
8 スマホ学習・Web視聴条件 自分の生活の中で使いやすいか確認する
9 受講期限・配信期限 試験日までに使い切れるか確認する
10 料金・割引・給付制度 費用と対象条件を確認する
11 合格特典・返金保証 適用条件・申請条件を確認する
12 返品・キャンセル・注意事項 申込後の認識違いを防ぐ

数字を見た時点で「ここが良さそう」と感じるのは自然です。

しかし、そこで申込を急ぐのではなく、次の順で確認してください。

数字の条件 → 学習プロセス → 自分が使う支援 → 期限と費用条件

公式ページで何を、どの順番で見ればよいかをさらに詳しく整理したい場合は、No.102|行政書士講座の公式ページはどこを見る?申込前に確認したい順番と注意点を確認してください。

申込前チェックリスト|合格率・合格者数に振り回されないための確認項目

合格率や合格者数が魅力的に見える講座ほど、申し込む前に次の項目を確認してください。

数字の条件を確認する

チェック項目 確認欄
合格率・合格者数の対象年度が分かる
単年度の実績か、累計実績か分かる
合格率の対象者が分かる
母数または算出条件が確認できる
全国平均との比較条件を理解できる
自分が検討するコースと関係する実績か確認できる

学習プロセスを確認する

チェック項目 確認欄
教材の構成と進め方が分かる
講義から問題演習へ進む流れが分かる
記述式対策や添削の有無が分かる
質問制度の対象・使い方が分かる
答練・模試・復習支援の範囲が分かる
受講期限が自分の学習計画に合う

費用と申込条件を確認する

チェック項目 確認欄
最新の受講料を確認した
割引・キャンペーンの適用条件を確認した
教育訓練給付制度の対象講座・条件を確認した
合格特典・返金保証の適用条件を確認した
返品・キャンセル・注意事項を確認した
自分が使う予定の支援が対象コースに含まれている

このチェックで空欄が多い場合は、合格率や合格者数だけで申し込みを決めない方が安全です。

申込前の確認漏れをまとめて防ぎたい場合は、No.013|行政書士講座の申込前チェックリスト|申し込む前に確認したい条件と注意点を使って、最終確認を行ってください。

FAQ|行政書士講座の合格率・合格者数でよくある疑問

行政書士講座は、合格率が高いところを選べばよいですか?

合格率が高い講座は、候補として確認してよい実績です。

ただし、合格率だけで選ぶのではなく、対象年度、対象者、算出条件、対象コースを確認してください。そのうえで、教材、演習、質問制度、添削、受講期限が自分に合うかを見る必要があります。

合格率は入口です。

最終判断は、自分の学習が止まりにくい構造かどうかで行いましょう。

合格者数が多い講座は、信頼できる講座ですか?

合格者数が多いことは、実績人数を見るうえで参考になります。

ただし、合格者数だけでは、自分の合格しやすさや講座との相性までは分かりません。受講者数が多い講座では合格者数も多くなりやすいため、教材・支援・受講条件まで確認して判断しましょう。

「全国平均の何倍」という表示は信用してよいですか?

公式実績として参考にできます。

ただし、全国平均と講座側の合格率では、対象者や算出条件が異なる場合があります。公式ページの注記を確認し、その数字がどの条件に基づくものかを理解してから判断してください。

アンケート回答をベースにした合格率は参考にならないのですか?

参考になりますが、公式ページに記載された条件と一緒に読む必要があります。

アンケート回答をベースに算出した数字は、受講生全員の結果とそのまま同じ意味で読むのではなく、公式注記に示された条件付き実績として確認することが大切です。

合格率を大きく公表していない講座は避けるべきですか?

必ずしも避ける必要はありません。

数字の掲載方針は講座によって異なります。数字が見えにくい場合は、教材構成、問題演習、記述式対策、質問制度、添削、受講期限、料金、申込条件がどこまで明確かを確認してください。

合格体験談はどこまで参考にすればよいですか?

自分と近い条件の人が、講座をどのように使って学習を続けたかを見ると参考になります。

初学者、社会人、育児と両立した人、再受験者、記述式が不安だった人など、自分と近い課題を持つ人の体験談を探してください。

LQS10では、合格率をどう見ますか?

LQS10では、合格率の高さだけで講座を評価しません。

対象年度、対象者、算出条件、対象コースなどが申込前にどこまで見えるか、さらに数字の背景にある教材・演習・支援構造が確認できるかを見ます。

LQS10は、講座の優劣を決めるためではなく、申込前の見えやすさを整理するための判断軸です。

迷ったら、この順番で確認する

合格率や合格者数を見て迷ったときは、次の順番で確認してください。

順番 確認すること 判断の目的
1 行政書士試験全体の合格率と合格基準 試験の難しさを理解する
2 講座が公表する合格率・合格者数 実績の表示方法を見る
3 対象者・算出条件・公式注記 数字の意味を正しく読む
4 教材・講義・問題演習 合格までの学習プロセスを見る
5 質問・添削・記述対策 つまずいたときに戻れるかを見る
6 受講期限・利用環境 自分の生活で続けられるかを見る
7 料金・特典・申込条件 費用と条件のズレを防ぐ
8 自分の弱点と講座機能の一致 最終判断をする

行政書士講座選びで避けたいのは、次のような状態です。

  • 合格率が高いから申し込んだが、自分には進め方が合わなかった
  • 合格者数が多いから安心したが、自分が必要な支援は含まれていなかった
  • 全国平均の何倍という表示を見て決めたが、自分の生活では続かなかった
  • 合格特典や返金保証に惹かれたが、条件を確認していなかった

講座選びの目的は、数字の良い講座を選ぶことではありません。

自分が試験日まで学習を続け、合格基準に届くための環境を選ぶことです。

次に確認したいページ

合格率・合格者数の読み方を確認したら、次は自分の迷いに合わせて判断を深めてください。

今の迷い 次に確認したいページ 確認する理由
講座選びの全体像を整理したい No.094|行政書士講座の選び方ガイド|迷ったら最初に読む比較・申込前チェックの全体地図 次に読むべき記事を確認できる
講座選びの基本軸を確認したい No.010|行政書士講座の選び方|申込前に確認したい比較軸を整理 教材・支援・条件まで含めて判断できる
複数講座を比較したい No.011|行政書士講座おすすめ比較|公開情報とLQS10で申込前の違いを整理 数字だけでなく講座構造を比較できる
LQS10の考え方を知りたい No.103|LQS10とは?資格講座選びで申込前に確認したい10の判断軸 sound23の判断基準を確認できる
公開情報の確認方法を知りたい No.107|P/F/S情報源とは?公式ページ・FAQ/規約・価格条件で講座を見る方法 見落としやすい条件を分けて確認できる
公式ページで見る順番を知りたい No.102|行政書士講座の公式ページはどこを見る?申込前に確認したい順番と注意点 申込前の確認順を整理できる
申込直前の確認をしたい No.013|行政書士講座の申込前チェックリスト|申し込む前に確認したい条件と注意点 条件や期限の確認漏れを防げる

まとめ|合格率・合格者数は入口。最後は、自分が使い切れる学習プロセスで判断する

行政書士講座の合格率・合格者数は、講座選びで確認してよい重要な情報です。

ただし、合格率が高いから安心、合格者数が多いから自分にも合う、と判断するのは早いです。

合格率を見るときは、次の項目を確認してください。

  • 対象年度
  • 対象者
  • 母数または算出条件
  • 公式注記
  • 対象講座・対象コース

合格者数を見るときは、次の点を整理してください。

  • 単年度か累計か
  • 実績人数として何を示すのか
  • 自分の合格しやすさとは分けて考える必要があるか

そして最後は、次の項目まで確認して判断してください。

  • 教材を理解しやすいか
  • 問題演習まで進められるか
  • 質問や添削を使えるか
  • 受講期限内に学習を回せるか
  • 自分の弱点を補えるか
  • 料金や申込条件に納得できるか

sound23は、資格講座選びを、公開情報・LQS10・申込前条件で整理する判断支援サイトです。

講座を不自然に褒めることが目的ではありません。

合格率や合格者数を否定することも目的ではありません。

読者が、自分に合う講座を正しく選び、申込後に正しく使えること。
講座企業が、自社講座の特徴と条件を理解した納得度の高い読者と出会えること。

そのために、数字は入口として使い、最後は学習プロセスと申込条件で判断しましょう。

公式ページで申込前に確認したいこと

迷った場合は、どの講座の合格率が一番高いかではなく、自分の学習が試験日まで止まりにくいかを基準に確認してください。

確認項目 公式ページで確認する内容
合格率・合格者数 最新年度の表示か、単年度か累計か
対象者・算出条件 アンケート回答、所定条件、提出条件などの注記
対象講座・コース 自分が申し込む内容に関係する実績か
教材・講義 自分が理解しやすい形式か
問題演習・答練・模試 得点練習まで進められるか
質問制度 対象範囲、回数、利用方法
添削・記述対策 自分が必要とする支援が含まれるか
スマホ学習・Web視聴 自分の生活の中で使えるか
受講期限・配信期限 試験日までに使い切れるか
料金・割引 最新金額と適用条件
教育訓練給付制度 対象講座・対象条件
合格特典・返金保証 適用条件・申請条件
返品・キャンセル・注意事項 申込後の認識違いを防げるか

申込前チェック

合格率や合格者数が気になる講座を見つけたら、数字だけで判断せず、対象者・算出条件・教材・質問・添削・受講期限・申込条件まで公式ページで確認し、自分が実際に使い切れる講座かを確かめてください。

申込直前の確認漏れを防ぐには、No.013|行政書士講座の申込前チェックリスト|申し込む前に確認したい条件と注意点と、No.102|行政書士講座の公式ページはどこを見る?申込前に確認したい順番と注意点をあわせて確認すると判断しやすくなります。

公式情報の確認元

この記事では、以下の公式情報を確認したうえで、行政書士講座の合格率・合格者数の見方を整理しています。

各講座の合格率・合格者数は、公式ページに表示された数値と注記の範囲で整理しています。公式ページに明示されていない分母や算出過程について、sound23が推測で補うことはしません。

数値、対象講座、算出条件、受講期限、料金、特典、返金保証、教育訓練給付制度などは変更される可能性があります。申込前には、必ず各公式ページで最新情報を確認してください。