パソコンを使って的確に仕事ができる”即戦力”としての証明となる資格として人気の「日商PC検定3級」講座。
ITスキルとビジネスマナーに関する知識が高まることは、就職・転職はもちろん、キャリアアップや独立を目指す方にとって、即戦力を示す強みとなる資格です。
しかし、、、
- 「まとまった時間を勉強になかなか使えない。勉強不足だ、、、」
- 「職場では一発合格した人もいる。受かって当然という空気がプレッシャー、、、」
このような不安を抱えている方が講座を受けようと思った時、心配なのは「私でもできるのか?」ということではないでしょうか?
この記事では「日商PC検定3級」の合格率や試験難易度や独学可能か?ついてご紹介します。
日商PC検定3級の合格率ってどのくらい?
日商PC検定3級試験の平均合格率は80%です。
その年によって多少の変動はあるものの、基本的には受験者の5人中4人が合格していることになるため、合格率の高い試験として知られています。
日商PC検定3級合格率の推移
それでは、日商PC検定3級試験の過去の合格率推移を見てみましょう。
2015年の合格率は76.5%ですが、2016年には80.1%、2017年に81.2%と、年を追うごとに合格率が上昇しており、2018年には81.4%を記録しました。
さらに2019年の合格率は82.4%となっていることから、4年連続で合格率を向上させ続けています。
そのため、日商PC検定3級は近年やや難易度が易しくなったとの見方が強まっています。
日商PC検定3級の難易度は?
日商PC検定3級試験は、易しいレベルの難易度です。
偏差値で言うと38程度とされており、普通自動車運転免許の学科試験と同程度とされています。
試験範囲をしっかりと学習すれば合格出来るレベルで設定されているので、モチベーションを維持しながら試験対策を行うようにしましょう。
日商PC検定3級の合格ライン
日商PC検定3級試験の合格ラインは、試験全体の70%です。
ただし、知識試験と実技試験の2分野に分かれているため、その両方で70%を取ることが合格の条件となります。
受験者数やその年の成績で合格基準点が変動しない「絶対評価」の試験となっているため、各分野で7割の正解率をマークすることで確実に資格を取得することが出来ます。
日商PC検定3級の日程・内容は?
それでは、日商PC検定3級試験の日程とその内容について見てみましょう。
日商PC検定3級は年に何回?
日商PC検定3級は、随時試験が実施されています。
商工会議所をはじめ、パソコン教室、教育機関などが試験会場となっており、各試験会場によって試験実施日は異なります。
正確な日程を知りたいという場合は、「日本商工会議所」の検定ホームページを確認するか、受験予定の試験会場へ直接問い合わせしてみるようにしましょう。
日商PC検定3級の試験内容
日商PC検定3級試験は、「文書作成」、「データ活用」、「プレゼン資料作成」の3つの分野に分かれて試験が実施されています。
この3つの分野はそれぞれ独立した試験となっているため、合格証書なども各々で発行されます。
さらに、各分野は知識試験と実技試験の2つの試験から構成されています。
文書作成
「文書作成」では、ワードを使用したビジネス文書の作成や活用についての知識を問われ、各シチュエーションに合わせて適切な文章を作れるかといった箇所も採点ポイントになります。
例えば、社外文書の中から不適切な表現や言葉遣いなどを判別して適切な内容に修正出来るかといった設問や、上司から指示された時候のあいさつで相応しいものはどれかなど、正しい日本語に関する問題が含まれます。
また、ワードを使用する際の管理や検索、再利用といった基礎知識もカバーしておく必要があります。
データ活用
「データ活用」では、エクセルを使用した業務データの分析や集計に関する理解度を問われ、顧客情報をデータベース化する際に最も適した方法や、ファイルサーバーを構築してデータ共有をする際に注意すべき点など、専門的な分野からも出題されています。
プレゼン資料作成
「プレゼン資料作成」では、プレゼンの工程、表現技法に関する基礎知識を持ち、ビジネスレベルで対応出来る実技能力があるかについて問われます。
また、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークにおける理解度も採点ポイントとなっています。
3分野とも、基礎的な知識の習得と実技面でのスキルを磨く必要があります。
テキストを見ながら学習範囲を理解し、同時に実践的な練習も行うようにしましょう。
実技はテーマに沿った資料作成が課題となるため、演習問題や過去問を解くことで実力を鍛えることが出来ます。
間違えた箇所は重点的に復習して、試験本番までに苦手分野を克服することが大切です。
日商PC検定3級は独学で合格できる?
日商PC検定3級は、独学で十分に合格を狙える試験です。
ただ、知識と実技の両方からアプローチをする必要があるため、2分野の学習内容をバランス良くカバーすることがポイントです。
もし試験勉強にあまり時間をかけられないという場合は、通信講座の受講を検討してみてはいかがでしょう?
通信講座なら頻出箇所を重点的に吸収することができ、時短学習を実現出来ます。
過去問や演習問題へのアクセスも豊富なため、アウトプットを徹底したい方にもぴったりです。
日商PC検定3級を合格するまでの勉強時間は?
日商PC検定3級試験に合格するためには、約40時間を勉強に費やす必要があるとされています。
仕事と試験勉強を両立している受験者が多いため、1日の学習時間は約1時間程度となっており、合格圏内に達するまでの学習期間は1か月半程度となります。
学習分野における予備知識がある場合は1か月半よりも早く合格出来る可能性もありますが、基本的には上記を学習の目安時間と考えておきましょう。